トレーニング前の飲み物は、まず水を基本に、運動の長さ・暑さ・食事の状況・自分の飲みやすさで選びます。毎回スポーツドリンクやカフェインが必要なわけではありません。新しい飲み物を急に試したり、直前に大量に飲んだりせず、落ち着いて準備しましょう。
こんにちは。ワイズジム恵比寿の代表、山崎です。今回は「運動を始める前に、何を飲むか」に絞り、よくある飲み物の違いと確認したいことを紹介します。
トレーニング前によく選ばれる飲み物の違い
| 飲み物 | 選ぶときの考え方 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| 水 | 普段の運動前の基本にする | 飲みやすい温度と、無理のない量 |
| 麦茶などカフェインのないお茶 | 水と同様、日常の選択肢にする | 原材料や甘味の有無 |
| スポーツドリンク | 長時間の運動や、発汗が多い状況で検討する | 糖質・電解質の表示と運動の内容 |
| コーヒーなど | 普段飲み慣れ、体調に合う場合の選択肢 | カフェイン量と、自分の反応 |
| スムージー・プロテイン飲料 | 水分だけでなく、食事や栄養の一部として考える | 原材料、量、胃の重さ、食事との重なり |
短時間の通常の筋トレで、飲みやすい水が用意できているなら、特別な飲料を買い足す必要はありません。麦茶について詳しく知りたい方は麦茶の特徴と水分補給への取り入れ方もご覧ください。
スポーツドリンクは、運動の条件から考える
Mayo Clinicは、水を運動中の基本の飲み物とし、60分を超える運動ではスポーツドリンクが役立つ場合があると案内しています。これは「60分なら必ず必要」という境目ではなく、運動の強さ、暑さ、汗の量なども合わせて考えるための目安です。
運動前の時点で、今日はどれくらい動く予定か、空調のある室内か、暑い屋外かを確認しましょう。スポーツドリンクには糖質を含むものもあります。水分を取りたいのか、運動に必要なエネルギーも補いたいのかを分けて、商品表示を見て選びます。

カフェインやスムージーを「必須」にしない
コーヒーは、普段の体調との相性を確認する
コーヒーを飲む習慣があっても、運動前に増やす必要はありません。カフェインへの反応には個人差があり、落ち着かなさや胃の不快感を感じる方もいます。初めての強い飲料や、複数の商品を重ねる飲み方は避け、表示と自分の体調を確認してください。
カフェインを控えるよう医師から指示されている場合は、その指示を優先します。エナジードリンクも、運動用の水分補給飲料と同じものだと考えず、成分を確認しましょう。
スムージーやプロテインは、食事との関係で考える
飲み物の形でも、量や材料によって胃の重さや栄養の内容は変わります。「スムージーなら必ず消化がよく、直前に飲んでもよい」とは決められません。食事を済ませたか、空腹が気になるか、いつ運動が始まるかを確認しましょう。
運動前後の食事の量とタイミングは筋トレ前後の食事の考え方で詳しく整理しています。水分補給と、食事からのエネルギー・たんぱく質の確保を、どちらか一方だけで済ませようとしないことが大切です。
始める前に確認したい3つのこと
1.のどの渇きを我慢せず、飲める状態を作る
飲み物を準備し、渇きを感じているのに運動が終わるまで我慢しないようにします。一方、「多いほどよい」と大量に飲む必要もありません。水分の必要量は体格、環境、運動の内容などで変わるため、全員に同じ直前の量を当てはめないようにしましょう。
2.慣れた飲み物を、落ち着いて飲む
直前の一気飲みで胃が重くなる方は、移動前や着替えの前など、少し余裕のある場面で準備します。いつもと違う高濃度の飲料を試す日を、負荷の高いトレーニングの日と重ねないことも一つの方法です。
3.いつもと違う体調を、始める前に伝える
すでに気分が悪い、めまいがする、発熱しているなどのときは、飲み物を替えて運動を続ける判断をしないでください。運動を見合わせ、必要に応じて医療機関に相談します。心臓や腎臓の病気などで水分制限がある方は、医師の指示を優先してください。

寒い時期も、のどの渇きだけを理由に飲み物の準備を忘れないようにしましょう。季節に合わせた考え方は冬の水分補給を確認するポイントでも紹介しています。
よくある質問
Q.運動前は毎回スポーツドリンクを飲むべきですか?
毎回必要とは限りません。通常の短時間の運動では水を基本にし、長時間・暑さ・発汗の多さなどから検討します。商品の糖質や電解質の表示も確認しましょう。
Q.コーヒーを飲んでから筋トレしてもよいですか?
普段飲み慣れ、体調に合う場合は選択肢になります。ただし、運動のために無理に飲んだり増やしたりする必要はありません。不快感が出る方や、制限の指示がある方は避けてください。
Q.始める直前に、たくさん飲んでおけば安心ですか?
直前に大量に飲んでおけば安心とはいえません。胃の負担になる場合があり、過剰な水分摂取にも注意が必要です。渇きを我慢せず、飲める準備をして、体調と環境に合わせます。
Q.プロテインを飲まないとトレーニングできませんか?
プロテイン飲料は必須ではありません。食事全体でのたんぱく質の取り方と、運動前の空腹や胃の状態を考えます。水分補給とは目的を分けて確認してください。
恵比寿で、自分に合う食事と運動を相談する
飲み物の準備や食事のタイミングが分からない方も、体験前にご相談ください。体調と生活の予定を共有し、無理のない運動の準備を一緒に考えます。
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執筆:山崎 将(ワイズジム恵比寿代表・柔道整復師)|更新日:2026年10月9日







