みなさん、こんにちは。
恵比寿のパーソナルジム
ワイズジムの代表、山崎です。
みなさん、腸腰筋という筋肉は知っていますか?
腸腰筋は体にとって、とても大事な働きをする筋肉です。
高齢の方がつまずいて転んでしまう。
これは腸腰筋の働きが弱くなっていることが多いです。
本日はそんな腸腰筋を鍛えるメリットについて、パーソナルトレーナーの視点で解説していこうと思います。
腸腰筋とは?
そもそも腸腰筋とは、どんな筋肉でしょう?
腸腰筋は、主に人体の腹部と腰部を繋ぐ筋肉の一つで、複数の筋肉から構成されており、大腰筋(psoas major)、小腰筋(psoas minor)、そして腸骨筋(iliacus muscle)から成り立っています。
①大腰筋
腰椎の椎間板、椎体、腸骨などから発生し、大腿骨の大転子に挿入します。
腸骨と腰椎を結ぶ関節である腸腰筋で腸骨筋と合流します。
②小腰筋
大腰筋の上部から始まり、腸骨に挿入します。
ただし、40%の割合で小腰筋が存在しない人もいます。
③腸骨筋
腸骨上縁から始まり、大腿骨の大転子に挿入します。
腸腰筋として大腰筋と合流する部分もあります。
腸腰筋は、腰の曲がりや体幹の安定、脚の運動に関与しています。
また、この筋肉は腰椎を伸展させるとともに、腰椎を前方に傾けたり、脚を引き上げたりする動作にも関与しています。
この事から腸腰筋は、日常生活や様々な運動において重要な役割を果たしていると言えるでしょう。
腸腰筋を鍛えるメリットは?
では実際に腸腰筋を鍛えると体にはどんなメリットがあるでしょう?
①腰の安定性向上
腸腰筋は腰椎の動きや姿勢の調整に関与しています。
これを鍛えることで、腰の安定性が向上し、日常生活や運動時において腰への負担が軽減されます。
特に、長時間座っている人やデスクワークをする人にとって、腰の安定性を保つことは特に重要です。
②体幹の強化
腸腰筋は体幹の一部を形成しています。
体幹が強化されると、全身の安定性が向上し、バランス感覚や姿勢が改善されます。
これにより、日常生活やスポーツでの動作が安定して行えるようになります。
③腰痛の予防と改善
腸腰筋の強化は、腰痛の予防や改善に寄与します。
腰椎周囲の筋肉が十分に働くことで、腰への負担が分散され、腰痛のリスクが低減します。
④運動パフォーマンス向上
腸腰筋の強化は、特に脚部の動作において重要です。
腸腰筋を鍛えることで、脚を引き上げたり、伸ばしたりする動作が効果的に行えるようになり、ランニングやジャンプなどの運動パフォーマンスが向上します。
腸腰筋まとめ
いかがでしたでしょうか?
腸腰筋を鍛えることで様々なメリットがあることをご理解いただけましたか。
これらのメリットを享受するためには、腸腰筋をバランスよく鍛えるトレーニングがとても重要になってきます。
適切なエクササイズやストレッチを組み合わせ、継続的にトレーニングを行い、強い腸腰筋を目指していきましょう。
本日もお読みいただきありがとうございました。
恵比寿パーソナルジム
ワイズジム代表 山崎