パーソナルジムで「きつい」と感じたら、予定の回数を終えるまで我慢せず、その場でトレーナーへ伝えてください。どこが、いつから、どうつらいかを共有し、重さ・回数・休憩などを一緒に確認しましょう。痛みや普段と違う強い息苦しさは、単に負荷を軽くして続ける場面とは分けて考えます。
こんにちは。ワイズジム恵比寿の代表、山崎です。「途中で休みたいと言いづらい」「うまく説明できない」という方へ、運動中の相談に使える5つのポイントを紹介します。気合いで乗り切れるかを試すのではなく、自分に合う内容へ調整するための話し方です。
「きつい」は、身体に合わせるための大切な情報
見た目には同じ動作でも、重りが扱いにくいのか、息が上がっているのか、説明を理解する余裕がないのかで、確認したいことは変わります。トレーナーから動きを見てもらうことに加えて、本人にしか分からない感覚も伝えましょう。
「できないと言うと申し訳ない」と、無理に回数を埋める必要はありません。初めての体験に関する全体的な不安は、運動初心者が体験前に確認したい5つのことでも整理しています。ここでは、実際に動いてきつさを感じた場面の相談に絞ります。
負荷を相談するときに伝えたい5つのポイント
1.始める前に、今日の体調を伝える
「昨日はあまり眠れていない」「前回の疲れがまだ残っている」など、いつもと違うことがあれば始める前に共有します。前回と同じ内容だから今日も同じようにできる、と決めず、準備の動きから確認しましょう。
治療中の病気やけが、服薬、医師からの運動に関する指示も、必要な範囲で伝えてください。厚生労働省は、運動を始める前の健康状態と、毎回の運動前・中・後の体調確認を案内しています。運動制限の内容が不明な場合は、医療機関で確認を受けます。
2.どこに、どんな感覚があるかを言葉にする
「脚全体が重くなってきた」「重りを戻すときに支えにくい」「息が落ち着かず、説明を聞く余裕がない」のように、場所と感覚を短く伝えます。「きついです」の一言から始めても構いません。うまく言葉にできないときは、動作を止めて確認してください。
疲れと痛みを自分だけで確実に見分けようとしないことも大切です。関節の痛み、しびれ、めまいなどがあれば、その症状をそのまま伝えて運動を中止します。痛みを「効いている証拠」と考えて続けないようにしましょう。
3.いつから、どの動作できつくなるかを伝える
最初の動作から難しいのか、後半で動きが変わるのか、休憩後もつらさが残るのかを共有します。「2セット目の途中から」「立ち上がるより戻すときが難しい」といった情報も、設定や動作を見直す材料になります。回数を確認するために、無理な動作を再現する必要はありません。
歩行などの有酸素運動では、会話のしやすさも強度を振り返る材料になります。CDCは、中程度の有酸素活動では会話ができる一方、歌うのは難しい程度を目安として紹介しています。ただし、これを筋トレ全体の判定や、症状があるときの安全確認へそのまま当てはめるものではありません。

4.次にどうしたいかを、一つ伝える
「少し休みたいです」「軽い重さで動きを確認したいです」「別の方法を見せてもらえますか」と、希望を一つ添えます。身体の感覚を共有したうえで、何を変えるかを相談しましょう。「全部できるまで休まない」と先に決める必要はありません。
伝え方に迷ったら、例えば「後半になると重りを戻しにくいです。いったん終えて、重さか回数を調整したいです」と言えます。これは相談の言い方を示す架空の例で、特定の種目や回数を勧めるものではありません。
5.運動を終えた後の負担も共有する
その場のきつさだけでなく、「終わっても普段より疲れが強い」「翌日の階段で動きにくかった」など、生活への影響も次の相談材料にできます。次回は、どの条件を変えるかまで確認しておくと話がつながります。症状が続く場合は、次回のジムまで待たず医療機関へ相談してください。
短いメモを残したい方は、トレーニング記録の5項目と記入例を参考にしてください。次回の最初にメモを見せれば、前回の負担を思い出しながら相談できます。
重さだけでなく、回数・休憩・種目も相談できる
フォームを保てない場合、Mayo Clinicは重さや回数を減らすことを案内しています。無理な動きを続けて回数を満たすより、いったん区切って条件を確認します。次の表は、トレーナーと話し合う調整候補の例です。症状がある場合の対応は、この表より中止と医療相談を優先してください。
| 調整する条件 | 相談したいこと |
|---|---|
| 重さ | 最後まで動きをコントロールできる重量や器具に戻す |
| 回数・セット数 | 動きが乱れる前に区切り、当日の総量を見直す |
| 休憩 | 落ち着いて次の説明や動作を確認できる間隔を取る |
| 種目・支え | 目的を確認し、椅子などの支えや別の動作を相談する |
| 当日の内容 | 体調を共有し、運動量の変更や見送りを検討する |
何を変えたか分からなくなるほど、一度に多くの条件を動かさないようにします。変更した後も、本人の感覚と実際の動きを確認してください。調整すれば必ず問題なく続けられる、という判定ではありません。
この先、負荷を進めたいときの考え方は、筋トレの重量を増やす前に確認したい5つのサインで紹介しています。今日は軽くする、同じ内容で練習する、といった調整も含めて、目的に合わせて計画を考えましょう。

我慢せず中止して、医療相談を優先したい場合
胸の痛み、動悸、めまい・ふらつき、冷や汗、いつもと違う強い疲れ、筋肉や関節の強い痛みなどの異変がある場合は、直ちに運動を中止します。きつさの点数をつけたり、軽い重量で試し直したりするより、症状への対応を優先してください。
言葉が出ないほどの強い呼吸困難、胸の圧迫感、意識がおかしいなどの場合は、119番などの救急対応を求めてください。新しい息苦しさや、日常の活動で悪化する症状も医療機関へ相談します。「運動不足だから」と原因を決めつけず、ジムでの調整だけで対処し続けないことが大切です。
負荷の相談についてよくある質問
Q.「きつい」と言うのが申し訳なく感じます。伝えてよいですか?
その場で伝えてください。身体の感覚は、運動内容を合わせるための情報です。「少し休みたい」「後半で動きにくい」のように、短い言葉から始められます。
Q.予定した回数より少なく終えてもよいですか?
動きや体調に合わせて区切り、担当者と内容を見直します。数字を埋めるために乱れた動作を続けたり、後で追加して埋め合わせたりする必要はありません。実施できた内容と理由を共有しましょう。
Q.きつさは点数で伝える必要がありますか?
必須ではありません。「楽・少しきつい・かなりきつい」のように、自分の言葉でも伝えられます。点数を使う場合は基準を担当者とそろえ、安全の判定に点数だけを使わないでください。
Q.体験の段階から、軽めに始めたいと相談できますか?
現在の運動経験と不安を、体験のカウンセリングでお知らせください。軽い負荷での動作確認、休憩、説明のペースについて相談できます。痛みや治療中の病気がある場合は、医療機関の指示も共有してください。
恵比寿で、自分に合う運動のペースを相談したい方へ
ワイズジム恵比寿では、姿勢・骨格・身体の動きと、運動経験や目標を確認し、一人ひとりに合わせたトレーニングをご提案します。体験では、動作の説明が分かりやすいか、休憩やきつさを伝えやすいかも確かめてみてください。
ただ鍛えるだけじゃない。整えてから鍛える。恵比寿駅徒歩7分、完全個室で、今の身体に合う始め方を一緒に考えます。代表の山崎 将は柔道整復師資格を持ち、姿勢や身体の動きを確認して指導しています。
姿勢分析+体験トレーニングは、通常11,000円→5,500円(税込)。料金・プランとアクセスをご確認のうえ、希望日時をAirリザーブでお選びください。
参考資料
執筆:山崎 将(ワイズジム恵比寿代表・柔道整復師)/公開日:2026年10月8日







