肩こりが気になるときは、筋トレを増やすことだけでなく、仕事中の作業環境、同じ姿勢が続く時間、運動の負荷を合わせて見直しましょう。 肩こりを姿勢や筋力だけで説明したり、特定の筋肉を鍛えれば治ると決めつけたりしないことが大切です。
こんにちは。ワイズジム恵比寿の代表、山崎です。デスクワークが続くと肩が重く感じ、仕事の後に運動したいけれど何から始めるか迷う方もいるでしょう。この記事では、肩こりと筋トレの関係を整理し、日常の負担と運動の進め方を考えます。
肩こりと筋トレの関係を、単純に決めつけない
「肩がこる=背中やお尻の筋肉が弱い」とは限りません。肩や首の不快感にはさまざまな要因が関わり、肩関節などの病気が隠れている場合もあります。姿勢や動きを確認することは運動を考える材料になりますが、それだけで原因や治療方法が確定するわけではありません。
筋トレは、筋力や日常で身体を使う力を育てる選択肢です。ただし、肩こりがある人全員に同じ種目が合うわけではなく、運動の目的と現在の状態に合わせる必要があります。身体を支える筋肉の一般的な働きは正しい姿勢に必要な筋肉の記事も参考になります。
強い痛みやしびれは、肩こりと自己判断しない
NHSは、突然の強い肩の痛み、腕を動かせない、強い腫れ、消えないしびれ、転倒や事故後の痛み、発熱などがある場合に、急いで医療相談するよう案内しています。このような場合は、筋トレや強いストレッチを始めず、医療機関へ相談してください。
症状が悪化している、続いている、腕が動かしにくい場合も相談が必要です。「デスクワークだから仕方がない」「姿勢を直せばよい」と判断せず、運動の可否と制限を確認しましょう。ジムの姿勢分析や運動指導は、診断・治療の代わりにはなりません。
デスクワーク中に見直したい3つのこと
1.肩をすくめずに作業できる配置にする
まずは、マウスが遠くて腕を伸ばし続けていないか、机が高くて肩をすくめていないかを確認します。英国の安全衛生機関HSEは、肩をリラックスさせ、画面・キーボードを正面に置き、マウスを肘に合う位置へ置くことを案内しています。
| 確認する場所 | 見直す工夫 |
|---|---|
| マウス・キーボード | 無理に腕を伸ばさず、身体の近くで操作できる位置にする。 |
| 画面 | 正面に置き、頭を前へ突き出さずに見える高さや文字サイズに調整する。 |
| 椅子・机 | 肩をすくめず、背もたれや机を使って楽に作業できる組み合わせを探す。 |
| ノートパソコン | 長く使う場合は、スタンドと外付けキーボード・マウスなどの方法も検討する。 |
道具を一度に買い替える前に、マウスを近づける、画面の文字を大きくするなど、小さく変えて確認しましょう。自宅と会社で配置が違う場合は、それぞれで楽に使えるかを見ます。

2.良い姿勢を固めるより、作業を区切る
背筋を伸ばすことだけを意識しても、同じ位置で力を入れ続けると疲れる場合があります。HSEは、長い休憩をたまに取るより、短い休憩や作業の切り替えをこまめに入れ、立つ・歩く・姿勢を変えることを勧めています。
メールを数件終えたら一度立つ、打ち合わせの前後に少し歩くなど、仕事の区切りと動きを結びつける方法があります。全員に同じ間隔を押しつけるより、職場で可能な範囲を相談してください。座ったままでも、手を操作機器から離して楽な位置へ戻すなど、小さな切り替えを考えます。

3.仕事後の運動で、一日の負担を上乗せしすぎない
仕事の後に肩がつらい日は、予定どおりの重さや回数をこなすことを優先しないでください。気になる症状を共有し、動く範囲を小さくする、負荷を軽くする、別の動きを選ぶ、必要なら休むなど、その日の状態に合わせて相談します。
NHSの肩の痛みに関する案内も、悪化させる動きや、自己流の激しい運動・重い器具を避けるよう説明しています。運動を控える指示がなく症状が落ち着いている場合も、肩を強く回す、首を強く引っ張る、といった方法で痛みを我慢する必要はありません。
筋トレでは、種目名より「どう行えるか」を確認する
背中の種目でも、重さが合わず肩をすくめてしまう、勢いを使わないと動けない、といった場合は調整が必要です。「この筋肉を鍛えれば肩こりが治る」という説明より、その種目を選ぶ目的と、無理なく行える方法を確認しましょう。
呼吸を続けながら動けるか、途中で違和感を伝えられるかも大切です。一般的なフォームの考え方は筋トレのフォームで確認したいポイントをご覧ください。肩に痛みがある方が、その内容をそのまま行ってよいという意味ではありません。
ジムで運動を相談する際の確認項目は、肩こりがある人のパーソナルジム選びにまとめています。日常の工夫と、個別に相談した運動を続けられる形で組み合わせてください。
肩の状態と、変えたことを短く記録する
「午後に肩が重くなる」「マウスを近づけた」「仕事中に歩く区切りを増やした」など、時間帯と行動を短く記録してみましょう。一度にいくつも変えるより、続けやすい工夫から確認すると、次の相談がしやすくなります。
運動後や翌日に普段と違う痛みが残る場合も、その内容を指導者へ共有します。肩の状態を一回の運動だけで評価せず、生活動作や仕事中の負担も合わせて確認しましょう。新しい強い痛みやしびれが出た場合は、運動を中止し医療機関へ相談してください。
肩こりと筋トレについてよくある質問
Q.肩こりは、背中を鍛えれば改善しますか?
特定の筋肉を鍛えれば一律に改善するとは限りません。症状の確認、仕事中の負担、運動の種類と量を合わせて考えます。強い痛みなどがある場合は医療機関への相談が先です。
Q.マッサージと筋トレは、どちらを選べばよいですか?
目的と状態によって異なります。一時的に楽に感じたことだけで原因を判断せず、続く症状は医療機関に相談してください。運動については、今の自分が行える内容と量を相談しましょう。
Q.仕事中は、ずっと背筋を伸ばした方がよいですか?
力を入れて同じ姿勢を保ち続けるより、楽に作業できる配置と、姿勢を変える区切りを考えましょう。肩をすくめずに操作できるかも確認してください。
Q.肩が痛い日も、軽い筋トレなら行ってよいですか?
重さだけで判断できません。まず痛みの状態と医療者の指示を確認し、運動を行える場合も内容を調整します。悪化する動きや強い痛みを我慢して続けないでください。
恵比寿で、肩の状態に合わせた運動を相談したい方へ
デスクワーク中に気になることや、運動への不安を体験前にお知らせください。必要に応じて医療機関で運動の可否を確認してから進めます。ワイズジム恵比寿では、柔道整復師資格を持つ代表の山崎が、姿勢・身体の動き・運動経験を確認し、一人ひとりに合わせたトレーニングを提案します。
ただ鍛えるだけじゃない。整えてから鍛える。 恵比寿駅徒歩7分、完全個室で、今の身体に合う進め方を一緒に考えます。
トレーニング内容と料金プランをご覧ください。姿勢分析+体験トレーニングは通常11,000円から5,500円(税込)。空き枠はAirリザーブで確認できます。
参考資料
- NHS:Shoulder pain(肩の痛みと医療相談の目安)
- HSE:Good posture when using display screen equipment(作業環境)
- HSE:Work routine and breaks(作業の切り替えと休憩)
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