みなさん、こんにちは。
恵比寿のパーソナルジム
ワイズジムの代表、山崎です。
みなさん、胸郭という場所を聞いたことがありますか?
胸郭は体の構造上、とても大切な部位です。
そんな胸郭の動きが悪くなってしまうと、一体どうなってしまうのでしょう?
本日は【胸郭の動き】について、パーソナルトレーナーの視点で解説していこうと思います。
胸郭とは?
そもそも胸郭とはどこでしょう?
胸郭は、人体の胸部分を形成する骨や軟部組織の構造の総称です。
これは胸腔を取り囲むように存在し、内部の臓器や組織を保護し、支えています。
主な構成要素には以下が含まれます。
①肋骨
12組の肋骨が左右に張り巡らされており、胸郭の側面と前面を構成しています。
上部の7組は真ん中で胸骨とつながり、下部の5組は前方で直接つながりません。
②胸椎
胸郭の背面は背骨の一部である胸椎で形成されています。
これは脊椎の中で胸部に位置する椎骨のことです。
③胸骨
胸郭の前面に位置し、肋骨と結びついています。
上部には剣状突起と呼ばれる突起部があります。
④軟部組織
胸郭は骨だけでなく、筋肉、靭帯、脂肪組織なども含まれています。
これらの軟部組織は胸郭の安定性を維持し、動きを可能にします。
胸郭の主な役割は、内部の重要な臓器を保護し、呼吸を助けることです。
呼吸の際には、肋骨と横隔膜(呼吸筋の一部)の動きによって胸郭が拡大・収縮し、これによって気体交換が行われます。
この過程で心臓や肺などが胸郭に守られながら正常に機能することが可能となります。
胸郭の動きが悪くなると?
胸郭の動きが悪くなると、様々なデメリットが身体に現れます。
①呼吸器系の問題
胸郭の動きが悪い場合、呼吸器系の問題が原因である可能性があります。
肺の疾患、気道の閉塞、または呼吸筋の弱さなどがこれに該当します。
喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、肺炎などが考えられます。
②心臓の問題
心臓の異常も、胸郭の動きに影響を与える可能性があります。
心不全や心臓弁膜症などが原因で胸郭の動きが制限されることがあります。
③骨や筋肉の問題
胸郭の動きが悪い場合、それが骨や筋肉に関連する問題によるものかもしれません。肋骨の骨折、胸郭の変形、筋肉の炎症や弱さなどが考えられます。
④神経系の問題
胸郭の動きがコントロールされる神経系に問題がある場合も考えられます。
例えば、脊髄損傷や神経筋疾患が該当します。
⑤肋間神経痛
胸郭の動きが制限され、痛みがある場合、肋間神経痛が原因である可能性があります。
胸郭まとめ
いかがでしたでしょうか?
胸郭の動きが悪くなると、様々な悪影響が出てくるため、まずは動きが悪くならないようにすることが大切です。
適切なトレーニング、運動習慣を作ることで、胸郭に柔軟性を持たせることができるので、無理のない範囲でトレーニングしていきましょう!
本日もお読み頂きありがとうございました。
恵比寿パーソナルジム
ワイズジム代表 山崎