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お腹に力を入れ続けていい?日常で体幹を使うときの注意点

お腹に力を入れ続けていい?日常で体幹を使うときの注意点

「姿勢をよくするために、お腹には一日中力を入れたほうがいい?」と迷うことはありませんか。結論からいうと、日常生活でお腹を強く固め続ける必要はありません。呼吸を楽に続けられること、動作に合わせて必要な力を使い、終わったら緩められることを確認しましょう。

この記事では、座る・立つ・歩く場面で体幹を意識するときの注意点を整理します。筋トレ中の腹圧や呼吸を知りたい方は、腹圧とは?筋トレでの役割と呼吸の確認ポイントをご覧ください。

執筆:山崎 将(ワイズジム恵比寿代表・柔道整復師)|更新日:2026年10月6日

お腹に力を入れることと、固め続けることは別

体幹は、姿勢を支えたり、手足の動きに合わせて身体を調整したりします。ただし「意識できている=いつでも最大限に力を入れる」ではありません。日常の軽い動作まで、筋トレで重いものを持つときと同じ力加減にそろえなくて大丈夫です。

「お腹をへこませる」「腹筋を硬くする」「息を止める」は、同じ動作ではありません。見た目だけで正しく使えていると決めず、呼吸や肩の緊張も一緒に見てください。胸を張りすぎたり、腰を反らせたりしてまで姿勢を作る必要もありません。

Cambridge University Hospitalsの体幹運動の案内では、軽い腹部の収縮を行う際も通常の呼吸を続けるよう示されています。これは個別の運動指導の例であり、一日中お腹を締め続けることを勧めるものではありません(参考:Back mobility exercises)。

足を床につけて背もたれのある椅子に座る女性
座り方は、呼吸と椅子・机の環境を合わせて確認しましょう。画像はイメージです。

座っているときは、お腹より先に椅子と机を確認

デスクワークでは「気合いで背筋を伸ばす」より、身体を支える環境を整えるところから始めましょう。足が浮いていないか、背もたれを使えるか、キーボードやマウスが遠すぎないかを確認します。座り方は体格や椅子、仕事内容に合わせて調整してください。

英国の病院の座り方の案内も、ずっと直立して座ることを求めず、立つ・歩くなど長時間同じ姿勢を続けない工夫を説明しています(参考:Seating and ergonomics)。「正しい一つの形を保つ」ことだけに集中しないのがポイントです。

日常の場面確認したいことまず試す調整
椅子に座る足が浮く、身体が机から遠い椅子の高さや机との距離を調整する
集中して作業するお腹を固めると息が浅くなる力をいったん緩め、楽な呼吸に戻す
立ち上がる反動や息止めが必要になる急がず動き、必要なら手で支える
歩く・立つ胸を張りすぎる、肩が上がる強い締めつけをやめ、楽に動ける姿勢を探す

肩や首の力みも気になる場合は、肩こりと筋トレの関係・デスクワークの負担の考え方も参考にしてください。症状がある方は、姿勢だけで原因を判断しないことが大切です。

日常で試すなら「軽く意識して、すぐ緩める」

1.まず自然に呼吸できているか確かめる

楽に座るか立ち、口や肩を緩めて普段どおりに呼吸します。吸うたびに大きくお腹を膨らませようとしたり、限界まで長く吐こうとしたりしなくて構いません。今の姿勢で息苦しさがないかを確かめる段階です。

2.短い動作の中で、力加減を確かめる

例えば椅子から立ち上がるとき、息を止めずにゆっくり動けるかを確認します。「何秒締めたか」よりも、動作と呼吸が両立するかを見ましょう。力を入れたまま会話がしづらい、肩が上がる場合は、締め方を弱めてやり直します。

3.動作が終わったら緩め、姿勢も変える

作業が一区切りしたら、座り直す・立って少し歩くなど、同じ姿勢から離れる機会を作ります。お腹を意識する練習も、仕事中の新しい我慢にならないことが大切です。難しければ「力を入れる練習」より、呼吸と椅子の調整に戻りましょう。

机の横に立って肩を緩める女性
同じ姿勢から離れ、動作のあとに力を緩める機会を作りましょう。画像はイメージです。

お腹に力を入れるだけで痩せる?

お腹を締めるだけで、体脂肪が減ったり、痩せやすい体質になったりするとは言えません。体幹の使い方を確認することと、脂肪を減らすための食事・活動・休養の取り組みは分けて考えます。

また、体幹の感覚をつかむ練習だけで、必要な筋力トレーニングをすべて代用できるわけではありません。「今日は呼吸がしやすかった」「椅子を調整したら楽に座れた」など、行動や感覚を記録すると、体重以外の変化も相談しやすくなります。

痛みや息苦しさがあるときは続けない

お腹を締めると腰や腹部が痛む、めまいがする、息苦しくなる場合は練習を中止します。痛みを我慢して「体幹を鍛える」必要はありません。強い症状や続く症状は医療機関へ相談し、胸の痛みや強い呼吸困難など急な異変があれば速やかに救急対応を求めてください(参考:厚生労働省の運動時の安全に関する情報)。

治療中、妊娠中・産後、手術後などで動作や運動について指示がある方は、その指示を優先しましょう。この記事の一般的な確認方法を、治療や個別のリハビリの代わりにしないでください。

よくある質問

Q.仕事中はずっとお腹をへこませておくべきですか?

その必要はありません。力を入れ続けるより、楽に呼吸できる座り方や環境を整え、時々姿勢を変えましょう。

Q.力を入れる時間は何秒が正解ですか?

日常生活のすべての人に共通する秒数はありません。時間を延ばすことより、息を止めず、痛みや強い力みなく動けるかを確認してください。

Q.歩いているときも強く締めたほうがいいですか?

強く固め続けることを目標にしません。肩や腰に力みが増えず、自然に呼吸しながら歩けることを優先します。

Q.体幹に力が入っている感覚が分からないときは?

お腹の硬さだけで判断せず、呼吸と動作を一緒に見てもらう方法があります。初心者の方は、パーソナルジムの体験前に確認したい5つの不安もご覧ください。

恵比寿で、自分に合う運動の進め方を相談する

「お腹に力を入れると息が止まる」「日常の姿勢と筋トレの使い分けが分からない」という方は、現在の動き方を確認するところから始めませんか。身体の状態に合わせ、無理のない運動の進め方をご相談いただけます。

ワイズジム恵比寿は、恵比寿駅から徒歩7分の完全個室パーソナルジムです。姿勢や身体の動きを確認し、一人ひとりに合わせた「整えてから鍛える」トレーニングをご提案します。

姿勢分析+体験トレーニングは通常11,000円のところ5,500円(税込)。内容や料金は料金・プラン、場所はアクセスでご確認いただけます。

参考資料

執筆者:山崎将
執筆者:山崎将
ワイズジム恵比寿代表。柔道整復師・美容矯正士。姿勢や骨格、身体の動きを確認し、一人ひとりに合わせた「整えてから鍛える」トレーニングを提案しています。