ワイズジム恵比寿
運動で心拍数が上がるのはなぜ?身体の変化と注意したい症状

運動で心拍数が上がるのはなぜ?身体の変化と注意したい症状

「階段を上ると心拍数が上がるのはなぜ?」「心拍数を高くすれば、筋トレの効果も高くなる?」と気になることはありませんか。運動中の心拍数上昇は、動く筋肉へ酸素を届けるために起こる身体の反応です。ただし、数字を上げること自体がトレーニングの目的ではありません。

こんにちは。ワイズジム恵比寿の代表、山崎です。この記事では、心拍数が上がる仕組み、運動以外の変動要因、注意したい体調の変化を整理します。年齢別の目標値や強度の決め方は、関連記事で詳しく扱います。

心拍数とは、心臓が1分間に拍動する回数

心拍数は、心臓が1分間に何回拍動するかを表す数値で、bpmという単位で示されます。安静にしているときと、歩いたり筋トレをしたりしているときでは、身体が必要とする酸素の量が違うため、数値も変化します。

米国国立心肺血液研究所(NHLBI)は、運動時には筋肉により多くの酸素を届けるために、心拍が速くなると説明しています。心臓は血液を送り出すポンプであり、心拍数の変化はその働きを知る手がかりの一つです。心臓の状態すべてを一つの数字で判断できるわけではありません。

運動で心拍数が上がると、身体では何が起こる?

たとえば、平らな道をゆっくり歩くときよりも、歩く速度を上げたり階段を上ったりするときの方が、筋肉の仕事は増えます。それに合わせて酸素を運ぶ必要が高まり、心拍数や呼吸が変化します。運動を終えた後の身体の戻り方にも個人差があります。

場面見ておきたいこと
歩く速度を上げたとき心拍数だけでなく、呼吸や会話のしやすさも確認
筋トレのセット中動作・呼吸・きつさと、休憩の取り方を確認
運動後急に終わらせず、徐々に動きを落ち着かせる

「血液が多く流れるから、どの運動でも高い心拍数を目指せばよい」とは考えません。体調、運動の目的、慣れ具合によって適した負荷は異なります。いつもと違う症状があれば、時計の数字が普段の範囲でも運動を続けないことが大切です。

公園を無理のないペースで歩く女性
身体の反応を見ながら、急にペースを上げないことが大切です。画像はイメージです。

心拍数が高いほど、筋力がつくわけではない

筋力を高めるには、どの筋肉にどのような負荷をかけるか、フォーム、回数、休憩などを合わせて考えます。心拍数を上げるためだけに動作を急いだり、休憩を短くしたりすると、狙った動きを保ちにくくなることがあります。

有酸素運動と筋トレは、同じ数字を追いかける必要はありません。「前回より心拍数が低かったから失敗」と決めず、行った運動の内容も振り返りましょう。数値を運動強度の目安として使う方法は、トレーニング中の心拍数の目安で解説しています。

運動をしていなくても心拍数は変わる

米国心臓協会(AHA)は、ストレス、不安、ホルモン、薬、日頃の活動量などが安静時の心拍数に影響すると説明しています。同じ人でも、測る場面が違えば比較しにくくなります。運動中の数値を、朝に休んでいるときの数値とそのまま比べないようにしましょう。

スマートウォッチの表示が気になるときは、何をしていたか、どんな体調だったかを一緒にメモします。「歩いていた」「休憩していた」などの状況があると、あとで相談しやすくなります。記録は自己診断や薬の調整のために使うものではありません。

胸の痛みや普段と違う動悸があるときは中止する

厚生労働省の運動ガイドは、運動中の胸痛、動悸、めまい、ふらつき、いつもと違う強い疲れ、冷や汗などの異変がある場合に、直ちに運動を中止するよう案内しています。心拍数だけに気を取られず、身体の感覚を優先してください。

症状が強い、続く、安静にしても治まらない場合は、速やかに医療機関へ相談してください。強い胸痛や急な呼吸の苦しさなど、緊急性がある症状では救急の対応が必要です。持病や服薬がある方は、主治医に運動の範囲を確認しましょう。

初心者は「数字を上げる」より、段階的に慣れる

体調を確認したうえで、軽い動きから始め、急に速さや重さを変えないようにします。最初から長時間や高い強度に挑戦する必要はありません。まずは普段の活動から少し身体を動かし、無理なく続けられる内容を探します。

  • 運動前に、体調やいつもと違う症状がないか確認する
  • 軽い動きから入り、動作と呼吸を見ながら負荷を調整する
  • 終わりは急に止まらず、徐々にペースを落とす
  • 次回のために、運動内容と感じたきつさを簡単に記録する

準備運動の進め方はウォーミングアップの種類と順番も参考になります。久しぶりの運動で不安がある方は、ブランク後の体験で確認したいことを整理してから相談すると、今の身体に合う始め方を考えやすくなります。

運動の内容や体調をトレーナーと相談する女性
心拍数だけでなく、体調や運動内容も共有しましょう。画像はイメージです。

心拍数が上がることについてよくある質問

Q.心拍数を上げれば、必ず痩せますか?

心拍数の上昇だけで体脂肪が減るとは判断できません。運動の内容、継続、食事や休息を合わせて考えます。数字を高くするためだけに無理をしないでください。

Q.筋トレ中も有酸素運動と同じ数値を目指しますか?

一律に同じ数値を目指す必要はありません。筋トレではフォームや呼吸、負荷、休憩も確認します。心拍数だけで筋肉への刺激を評価しないようにしましょう。

Q.安静時にいつもより高い日は運動してよいですか?

数値だけでは判断できません。体調、症状、服薬なども関係します。普段と違う状態が続く場合は医療機関へ相談し、異変がある日は運動を控えてください。

Q.運動後すぐに心拍数が戻らないと異常ですか?

戻り方は運動内容や個人の状態によって異なります。特定の時間だけで判断せず、胸痛・強い動悸・息苦しさなどがある、または続く場合は医療機関へ相談してください。

恵比寿で、自分に合う運動を相談したい方へ

心拍数を無理に上げることを目標にせず、自分に合う負荷で運動を続けたい方へ。ワイズジム恵比寿では、柔道整復師資格を持つ代表の山崎が、姿勢・身体の動き・運動経験を確認し、一人ひとりに合わせたトレーニングを提案します。

ただ鍛えるだけじゃない。整えてから鍛える。 恵比寿駅徒歩7分、完全個室で、今の身体に合った始め方を一緒に考えます。症状の診断や治療が必要な場合は、医療機関への相談を優先してください。

トレーニング内容と料金プランをご覧ください。姿勢分析+体験トレーニングは通常11,000円から5,500円(税込)。空き枠はAirリザーブで確認できます。

参考資料

執筆者:山崎将
執筆者:山崎将
ワイズジム恵比寿代表。柔道整復師・美容矯正士。姿勢や骨格、身体の動きを確認し、一人ひとりに合わせた「整えてから鍛える」トレーニングを提案しています。