みなさん、こんにちは。
パーソナルジム|ワイズジム恵比寿の代表、山崎です。
みなさんレジスタントスターチという言葉を聞いたことがありますか?
ボディメイクやダイエットをしたい人には知っておいてほしい言葉になります。
実際レジスタントスターチとはなんなのでしょう?
本日はそんな【レジスタントスターチ】について、パーソナルトレーナーの視点で解説していきたいと思います。
レジスタントスターチとは?
では早速ですが、レジスタントスターチとはなんなのでしょう?
レジスタントスターチとは、消化されにくいでんぷんの種類です。
通常、でんぷんは小腸で分解されてエネルギー源になりますが、レジスタンススターチは小腸で消化されず大腸まで到達し、腸内で発酵します。
この過程で短鎖脂肪酸(酢酸、プロピオン酸、酪酸など)が生成され、腸内環境を整えたり、血糖値の急激な上昇を防ぐなどの健康効果が期待できます。
レジスタントスターチにはいくつかの種類があり、食品や調理方法によって含まれる量にも違いがあります。
レジスタントスターチのメリットは?
では、レジスタントスターチにはどんなメリットがあるのでしょうか?
1.腸内環境の改善
- レジスタントスターチは小腸で消化されずに大腸まで到達し、腸内で善玉菌(ビフィズ菌など)のエサとなります。
このため、腸内で善玉菌が増加、腸内フローラ(腸内細菌叢)のバランスが整うことで便秘や腸内環境が改善されます。
2.血糖値の急上昇を抑える
- 特に、糖尿病予防の観点からインスリン感受性の向上に効果的で、血糖値管理が必要な方に適しています。
3.満腹感の持続
- レジスタントスターチは消化に時間がかかるため、満腹感が長く続き、過食防止につながります。
4.短鎖脂肪酸の生成
- 腸内で発酵される際に、酢酸、プロピオン酸、酪酸などの短鎖脂肪酸(SCFA)が生成されます。
これらの短鎖脂肪酸は腸壁の働きを促進し、炎症の抑制や免疫力の向上、代謝の改善に役立つとされています。
5.脂肪の燃焼とエネルギー代謝の促進
- 一部の研究では、レジスタントスターチが脂肪の燃焼効果やエネルギー代謝を促進する可能性が示されています。
そのため、体重管理やメタボリックシンドロームの予防にも期待されています。
6.大腸がんリスクの軽減
- レジスタントスターチが生成する短鎖脂肪酸の一つである酪酸は、大腸がん予防に有益であると考えられています。
7.食物繊維の代替としての利用
- レジスタントスターチは、食物繊維が不足しがちな食事の補助にも役立ちます。
腸内環境を整える効果が似ているため、食物繊維の一部としての機能が期待されています。
レジスタントスターチまとめ
いかがでしたでしょうか?
レジスタントスターチには様々なメリットがあるため、レジスタントスターチを含む食品(冷やしたご飯、バナナ、全粒穀物など)は、腸内環境のケアや血糖値コントロールを意識している人達にとてもおすすめです。
うまく日常の食事に取り入れて、健康的な体を作っていきましょう!
本日もお読み頂きありがとうございました。
パーソナルジム|ワイズジム恵比寿
代表 山崎