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筋トレの順番はどう決める?目的・種目・有酸素運動の考え方

筋トレの順番はどう決める?目的・種目・有酸素運動の考え方

筋トレの順番は、その日の目的と、重点的に練習したい種目から決めると整理しやすくなります。「大きな筋肉を必ず最初に」「有酸素運動は必ず最後に」と、一つの順番を全員に当てはめる必要はありません。準備を行い、疲れ方や動作を確認しながら進めましょう。

この記事では、筋トレの種目を並べる考え方、準備運動との違い、有酸素運動を組み合わせるときの判断を紹介します。初心者の方は、筋トレの始め方と続け方も合わせてご覧ください。

最初に、今日いちばん練習したい種目を決める

今日のトレーニング内容をトレーナーと確認する男性のイメージ
順番を決める前に、その日の目的と練習したい動作を確認します。(イメージ画像・AI生成)

まず「スクワットの動作を覚えたい」「押す種目の筋力を伸ばしたい」など、今日の優先事項を一つ決めます。重点的な種目を、ほかの運動で大きく疲れる前に配置することが出発点です。ただし、最初の種目でも準備を飛ばして重い負荷から始めるわけではありません。

筋トレの種目順に関する研究レビューでは、先に行った種目で筋力が伸びやすい傾向が示されました。一方、筋肉の大きさについては、比較した順番による明確な差が確認されていません。これは「順番を変えれば必ず筋肉が大きくなる」という話ではなく、伸ばしたい種目を優先する考え方を支える結果です。

今日の優先事項順番を考える例一緒に確認すること
特定の種目の筋力を伸ばしたいその種目を準備のあとに置く動作と負荷が目的に合っているか
新しい動作を覚えたい集中して確認できる前半に練習する重さよりも動かし方を確認できるか
全身を無理なく動かしたい取り組みたい動作から順に組む一部に偏らず、予定した内容を行えるか

胸・脚・背中などを使う種目から始める方法は、全身の練習を組む一例です。ただし、腕などの特定の種目が優先目標なら、配置は変わります。筋肉の大小だけで判断せず、目的、経験、その日の体調を合わせて考えてください。

準備運動のあと、動作を保てる順番で進める

椅子を目安に自分の体重で浅くしゃがむ男性のイメージ
準備と動作の確認を行い、疲れでフォームが崩れない内容に調整します。(イメージ画像・AI生成)

準備の段階では、無理のない動きで体調を確認し、これから行う種目を軽い負荷で練習します。すでに息が大きく上がったり、動作を保てなくなったりする内容を、準備として行う必要はありません。準備を終えてから、今日の重点種目へ進みます。

流れの例行うこと調整する目安
準備と確認軽い活動と、予定した種目の動作確認違和感や疲れ方を確認する
重点種目今日いちばん練習したい種目姿勢や動かす範囲を保てる負荷を選ぶ
ほかの種目押す・引く・しゃがむなど、予定した動作同じ部位の疲れや一回の練習量を確認する
終わりの確認行った内容と体調を記録する次回までの休息も含めて振り返る

複数の関節を動かす種目を先に、特定の部位に絞った種目を後に置く方法もあります。たとえば、押す種目の前に腕を強く疲れさせると、予定した重さや回数を行いにくくなることがあります。ただし、後半に行う種目が無意味になるわけではありません。

ACSMの2026年の筋力トレーニング指針も、筋力を伸ばす目的では種目の配置を考える必要があると整理しています。順番だけでなく、扱う負荷、量、休息も確認しましょう。重さや回数の調整は、トレーニングの強度と量の考え方で詳しく紹介しています。

有酸素運動との順番は、その日の目的で考える

無理のないペースで室内の固定式自転車を使う女性のイメージ
軽い準備の運動と、まとまった有酸素運動を分けて考えましょう。(イメージ画像・AI生成)

筋トレ前の軽い歩行や自転車と、持久力を伸ばすためのまとまった有酸素運動は分けて考えます。軽い準備の運動を行ったからといって、筋トレの前に本格的な有酸素運動を終えなければならないわけではありません。

筋トレの種目を重点的に練習したい日は、有酸素運動で大きく疲れる前に、その種目へ取り組める流れを考えます。走る練習を優先したい日は、そちらの内容を中心に予定を組みます。両方を十分に行うことが難しいなら、時間帯や日を分ける方法も選択肢です。

「脂肪を減らすには、必ず筋トレを先にする」と順番だけで決めつけず、実際に続けられる運動量と食事、休息を確認しましょう。有酸素運動のあとに脚が疲れている場合は、予定した筋トレをそのまま行えるか、動作を見て調整してください。

設備の混み具合で順番が変わったら、記録を残す

使いたいマシンが空いていない日は、順番を変える、扱える別の種目を選ぶ、待っている間に準備を行うなどの対応が考えられます。慣れていない器具へ急に変更せず、使い方や調整方法をスタッフに確認しましょう。

前回より回数が少なくても、先に行った種目や疲れ方が違えば、同じ条件の比較にはなりません。ノートには、種目の順番、重さ、回数、動作の感覚を残します。セット数や休憩と合わせて見直す場合は、筋トレのセットの組み方も参考になります。

厚生労働省の筋力トレーニング資料が示すように、負荷の段階的な調整と休息も大切です。順番を整えることだけに集中せず、一回の量と次回までの回復も合わせて確認してください。

筋トレの順番についてよくある質問

大きな筋肉を使う種目を、必ず最初にしますか?

全身の練習を組む方法の一つですが、絶対の条件ではありません。重点的に練習したい種目や、動作を確認したい種目を優先し、疲れ方も見て並べます。

有酸素運動を先に行うと、筋トレの効果はなくなりますか?

なくなるとは言えません。軽い準備の活動と、まとまった有酸素運動を分け、後の筋トレで動作や負荷を保てるかを確認します。どちらを優先したい日かも判断材料です。

毎回同じ順番にする必要はありますか?

目的や設備の状況に合わせて変更できます。ただし、記録を比較する際は順番の違いも確認しましょう。変更したことで動作が崩れる場合は、負荷や量も見直します。

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ワイズジム恵比寿は、恵比寿駅から徒歩7分の完全個室パーソナルジムです。ただ鍛えるだけじゃない。整えてから鍛える。を大切に、柔道整復師資格を持つトレーナーが姿勢と身体の動きを確認し、一人ひとりに合うトレーニングを提案します。

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参考資料

Nunesら:筋力トレーニングの種目順に関する系統的レビュー・メタ解析
ACSM:筋力トレーニング処方に関するポジションスタンド(2026)
厚生労働省:健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023 筋力トレーニング

執筆者:山崎将
執筆者:山崎将
ワイズジム恵比寿代表。柔道整復師・美容矯正士。姿勢や骨格、身体の動きを確認し、一人ひとりに合わせた「整えてから鍛える」トレーニングを提案しています。